【広告】わたしがAppleをどうしても退職できない、たった一つの理由
かつてお世話になった先生からお誘いがあり神楽坂へ。
すでに87歳になるが、相変わらずお元気そうで何よりである。光栄な時間はあっという間に過ぎ、終盤戦へ。先生が「そういえば、Apple Watch もちゃんと買ったぞ」とおっしゃられた。
唐突な話題ではあったが「そうですか。さすがですね」とわたしは答える。先生は昔から最先端のものを試してみないと気が済まない人で、そのバイタリティーには驚かされる。
不意に先生がいったん立ち上がり、ゆっくりと座りなおす。これは先生が本題に入るときのサインである。わたしも即座に姿勢を正す。
そして、先生は「これからもずっとAppleにいるつもりなのか」と切り出した。「どうせなら言葉を書く仕事に賭けてみたらどうだ」と続ける。
わたしが答えに困っていると、先生は「Appleをどうしても退職できない理由でもあるのか」と怪訝そうに聞く。
ええ、まあ……はい。そうはぐらかすと、「一体、どんなワケがあるんだ。言ってみなさい」と、ものすごい迫力である。
今さら「Appleの社員ではないからです」なんて言えそうにない。
(……広告かと思ったら、ただの記事じゃないか!怒)